こんにちは、おさらです。
大学3年生の時に独学でTOEIC800点を取得し、小学校と中学校で400人以上の子どもたちに英語を教えてきました。現在は、独学で楽しく英語を学べる方法を発信しています!
英語は役に立つスキルって言われるけれど、本当にそうなのかな?
日本語だけでも十分楽しく生きられるから、学ばなくてもいいような…。
結論からお答えすると、英語を学んで本気で良かったと思えることはたくさんあります!
そこで今回は、元英語教員の私が心から思う「英語を学ぶメリット7選」をお伝えします。元英語教員としての視点も入っているため、現在教育現場で働いている人、またこれから英語教員を目指そうとしている人にも役立つ内容となっています。
英語話者と会話を楽しめる
英語を学んで良かったこと、ベスト1位です!
相手の国の食べ物や文化の話、相手にまつわる話など、私と全く異なるバックグラウンドを持つ人の話はどれも興味深いです。海外で当たり前のことが、日本では当たり前ではなかったり、逆も然り。自分が元々持っていた考え方の枠が、海外の人との会話の中で広がっていきます。
例えば、大学時代に出会ったエジプトの友人との会話で驚いたことは、「ピラミッドの周りは都会」であるということ。固定概念が覆された瞬間でした。
また、海外旅行に行く時は、自分から英語で話しかけることをオススメします。実際に海外旅行に行っても、外国人に話しかけられ、会話を続けることはなかなかありません。そこで、分からないことや自分が素敵だと思ったものをすぐに相手に伝えることで英会話をスタートすることができます。
短くても素晴らしいです!英会話をたくさんしたという経験が、「英語を話せたという達成感」と「外国の方と交流できたという充足感」に繋がります。
インフォメーションギャップがあるからこそ、英会話を通して新しい気づきを得られることが楽しい!
教員採用試験で有利になった
これは、英語教員志望者向けのラッキー話なのですが、教員採用試験を実施している自治体の多くで、英検やTOEICスコアなど一定の基準をクリアしていれば、受験免除や加点になる場合があります。
私はTOEIC800点を取得したため、一次試験の筆記試験(教科)が免除となり、テスト勉強の時間、試験当日の時間を節約することができました。
また、二次試験では技能試験(教科)があるのですが、試験対策がしやすかったです。問題のパターンが英検と少し似ており、スピーキング、リーディング、ライティング、リスニングの4技能を図るテストでした。難易度としては英検2級〜準1級の間くらいでした。特にスピーキングの試験に関しては、英検の面接と似ていたため、自信を持って挑むことができました。結果、教科試験においては、A B Cランクの内、Aをとり、幸運なことに、合格することができました。
講師経験がある方は分かると思うのですが、実際に、学校の業務をこなしながら試験対策を行なうと、体力的にも時間的にも余裕がありません。しかし、勤務地や勤務形態次第で、自分の時間を作りやすくなるケースもあるので、そのような方には資格取得をオススメします。
資格取得で、未来の自分をアシストできる!
仕事で役に立った
ALTと学校の調整者として活躍できる
小学校の外国語専科として勤めていた頃、ALTの通訳をして、教務の先生や学級担任の先生、事務員さんなどと意思疎通を図っていました。
私の勤務していた地域の小学校では、英語に特化した先生が少ないため(都会ではそうでもないかもしれません…)通訳者として重宝されました。例えば、ALTに職員室で「給食費が車の中にあるから今から取りに行っていいかな」と相談を受けたり、その事情を教頭先生や周りの先生に伝えたりなど。また、日本に来日してすぐのALTに授業の流れやフィードバックをしたりできたため、信頼関係構築という点でも役に立ちました。
英語教員は学校の中での頼れる通訳者!
ALTと連携して海外の学校と繋がれる
ALTの友人や知人を通して、海外の学校と繋がり、地域を紹介するビデオを送り合いました。
子どもたちに生きた英語や本当に意味のあるコミュニケーションをさせるためには、実際に英語を使って、海外の人とやり取りをするのが1番です。ただ、そのコネクションを自力で探すのには限界があるため、当時関わっていたALT3人に相談したところ、2人が交流可能なアメリカの小学校を紹介してくれました。また、同じ県だけれど、異なる地域に住んでいるALTにも協力を仰いでくれたおかげで、たくさんの人とのやり取りをすることができました。
ALTの人脈も使って、生きた英語を学べる楽しい授業を!
英語を使って海外の人とコミュニケーションをする楽しさを伝えられる
海外旅行をすることが好きなので、現地での写真を撮って、帰国後スライドを作り、夏休み明けや冬休み明け直後の授業で、プレゼンしていました。
中でも子どもたちの反応が特に大きかったのは、ハワイに行った時のものです。アサイーボウルや日立の木、顔よりも大きいパンケーキを紹介すると、「すご〜!!!いいな〜!」と興味津々。時折、値段クイズなども挟むと前のめりになって考えていました。
最後にオチとして、夕焼けのワイキキビーチでインスタのフォロワー100万人越えのパイロットと仲良くなった話とともに、ツーショット写真を見せると大盛り上がり。そのエピソードの後に、英語を使ってコミュニケーションをすることの面白さや魅力を全力で伝えました。子どもたちはキラキラと目を輝かせて、「英語を話せるようになりたい!」「英語はいろんな人とつながる手段だと思った。勉強を頑張りたい!」などと言ってもらいました。
実際に自分が英語を使って楽しめた経験が、これから英語を学ぼうとしている人や、英語初心者のモチベーションアップに効果的だと実感します。
英語を学んで楽しかった経験を、惜しみなく生き生きと語ることが、未来の英語話者の心に火をつける
継続力が身についた
英語を学習する中で「継続力」が身につきます。アメリカの国務省の統計などから、言語を習得するには2,200時間が必要とされています。
このことから、言語習得には膨大な学習時間が必要であることが分かります。
しかし、学習過程の中で、「面倒臭い」「モチベーションが全く湧かない」などの理由から、勉強が手につかない、なんて経験ありませんか?実際、私がそうでした笑
そんな怠け者の私でも、以下の5点を実践したことで、英語学習を継続することができました。
- 英語を学ぶ明確な目標があること
- タスクを細分化すること
- 仲間を探して、一緒に学ぶこと
- 細かな目標設定をすること
- 学んだことを記録すること
学習を継続するための工夫を、自ら「考え、調べ、実践」したことにより、英語学習のみならず、他の仕事や作業においても、このポイントを活用できています。あなたにピッタリの継続の仕方が、英語学習を続けようと試行錯誤する中で、きっと見つかると信じています。
目標達成に向けて、粘り強く、行動と失敗を繰り返して成長していく自分を愛する♡
洋画の楽しみ方が広がった
英語を学ぶことで、洋画の楽しみ方が増えます。
私の独断と偏見で語ると、英検3級〜2級レベルの英語力だと、映像を見て異文化を知ったり、ストーリーを把握して楽しむことができます。
英検準1級レベル〜の英語力になると、
- 状況に応じた英単語やフレーズの捉え方の勉強として、楽しむことができる
- 俳優さんが放った、翻訳には載っていない言葉を聞き取って、洋画そのものの世界観を楽しむことができる
- 英語の訛りを聞いて、登場人物の出身地の予想をして楽しむことができる
洋画1つをとっても、楽しいと感じる瞬間を3倍に増やすことができます。
楽しいと感じれる瞬間を増やしていけば、楽しみで溢れた人生になる
相手に分かりやすく伝える力が身についた
日本語のコミュニケーションでは、遠回しな表現で相手に意思を伝えることが多いです。しかし、英語のコミュニケーションにおいて、前置きの長い話し方はNGです。「で、言いたいことは何?」と言われてしまいます。
英語は、結論ファースト文化です。「主張、理由、具体例、主張」の型で話が進みます。この型は、PREP法とも呼ばれ、ビジネスや文章作成においてよく使われます。具体的に私は、英検のライティング、卒業論文、英語でのディスカッション、就活での自己PR文や面接で活用しました。
この型を抑えることで、「論理的に伝える力」が身につき、話がテンポ良く建設的に進みます。
社会人やこれから社会に出る大学生の方には、特に役立つスキルの一つです。また、PREP法を意識して考えることを継続すると、自分の意思や自分軸も明確になりやすく、主体的に自分の人生を歩むことができます。
分かりやすく伝える力は、コミュニケーションを円滑にする薬
気分によって使いたい言語を使い分けられる
感情をオーバーに表現したい時には英語がオススメです。個人的には、驚いた時など、”WOW”や”Oh my gosh!”などを使うと、日本語で「えー!!!」「マジー?!」と使うよりも、自分の気持ちを表せます。また海外に行きたい欲が高まっている時に英語を使うことで、海外にいなくても旅行気分を味わえます。
言葉によってパーソナリティが変化することって楽しい!面白い!
まとめ:英語を学ぶメリットはたくさんある!
今回は、元英語教員の私が心から思う「英語を学ぶメリット7選」をお伝えしました。
英語を学ぶことを通して、継続力が身についたり、自分で能動的に行動できるようになったりしていく中で、どんどん新しい自分になっている感覚がありました。
時間をかけて学んできた経験は、体に染み付いているので、簡単には消えません。
英語を学ぶメリットは人によっても変わってくるので、ぜひ実際に学んで、「楽しい!」「良かった!」と思える経験をしてみてくださいね!
以上、おさらでした!
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